1.いよいよ展開されるMCUドラマシリーズ
Disney+で配信が予定されているマーベル・シネマティック・ユニバースのドラマシリーズ3作品の予告編が公開されました。
前回は『ザ・ファルコン&ザ・ウィンターソルジャー』について解説していきましたが、
今回は『ワンダヴィジョン』について考察してみようと思います。
2.ワンダヴィジョンの予告公開!衝撃の内容!
ついに公開された『ワンダヴィジョン』の予告編
初めてワンダヴィジョンのコンセプトアートが発表された時の違和感そのまま再現したかのような予告編でした。
今回は個人的に予告編で気になった5つのテーマについて考察していこうと思います。
その5つというのがこちら
- タイトルの謎
- 白黒の世界
- 現実改変
- 双子の子供
- 原作の衣装
上記5項目が個人的に気になった点です。
ほかにも【初期の情報解禁の時に気になっていた点10項目】については下記記事でも解説しています。
2-1:疑問その1:タイトルの謎
まずはいきなり予告編とは関係のない疑問からお話していきますw。
それが『ワンダヴィジョン』というタイトルについてです。
僕はこのタイトルが発表された直後からある違和感を感じていました。
それはなぜ『ワンダ&ヴィジョン』ではないのか?
ということです。
ファルコンとウィンターソルジャーのドラマのタイトルは『ファルコン&ウィンターソルジャー』ですよね。
それはこのドラマがファルコンとウィンターソルジャー2人の物語だからです。
ではワンダとヴィジョンの物語であるはずのこのドラマはなぜ『ワンダ&ヴィジョン』ではないのか?
めちゃくちゃこれ「違和感」だと思いませんか。
ぼくはこの理由は物語が「ワンダ」のみの話だからだと思うのです。
このドラマのヴィジョンはワンダが作り出した幻想(ヴィジョン)であり本物のヴィジョンは登場しないのではないかと。。
Visionという単語の意味は
- 視覚
- 幻想
- 空想
- 幻影
- 夢想
- 幻視
などです。
ワンダの幻想(vision)=「ワンダVision」=「ワンダヴィジョン」
という意味のタイトルになっているのではないかと思います。
この幻想(Vision)にはやはり現実改変がかかわってくるのか?
ということが次の疑問になりますが、
僕はまだEG終了時点のワンダには現実改変能力はないと思っています。
そのことについては次の【疑問その2】で話します。
2-2:疑問その2:現実改変は起こっているのか?
原作コミックスのワンダの能力の1つ
「現実改変能力」
このワンダヴィジョンのストーリーの予想の大半はこの現実改変でワンダが理想の世界を作りだす物語になるのではないかと予想されています。
実際、原作のワンダも現実改変でマーベルユニバースをめちゃくちゃにしますw
↓詳しくはこちらで解説↓
私も最初はこの現実改変能力によってヴィジョンがよみがえりドラマが進んでいくと思っていました。
しかしよくよく考えてみると今までMCUで現実改変能力を使用したことがないワンダがいきなりドラマの序盤からヴィジョンを作り出し自分の理想の世界を再現するとはおもえなくなったのです。
もちろん最終的にはワンダは現実改変能力を手にするとは思うのですが序盤はその能力は使わない、もしくはまだ目覚めていない状態だと思うのです。
ではあの予告編にあった白黒の世界やヴィジョンは何なのか??
僕はこれこそが最初のタイトルの疑問で話したように「ワンダの幻想」の話だと思っています。
しかもただの幻想ではなく
「限りなくリアルな幻想」
です。
MCUのワンダには「それを可能にする能力」があります。
その能力はワンダが初登場した『アベンジャーズ:エイジオブウルトロン』で使われていました。
ウルトロンに協力していたワンダはキャプテンやソー、トニー、ナターシャといったメンバーに幻覚を見せていましたよね。
ハルクの暴走を引き起こしたのもワンダの幻覚です。
この幻覚を見せる能力を仮にワンダが自分自身に使っているとしたらどうでしょう。
ワンダは自分の心の中だけに完全な理想の世界を作り出すことができると思います。
つまり、僕の予想はこうです。
ワンダヴィジョンでは
「現実改変はおきるがそれは序盤ではなくドラマ終盤…序盤はワンダが自身にかけた幻術の中の話が展開される」
予告編のワンシーン
古いTVの中のワンダが、
「ヴィジョン レジデンス!!(ヴィジョンの住居)」
と言います。
(c)MARVEL
このシーンの後にワンダ以外は全て白黒の住居とヴィジョンが現れます。
(c)MARVEL
まるでシーンの逆再生のように不自然にヴィジョンとカラーのワンダが現れていますよね。
このシーンこそがTVという媒体を介してワンダの空想の世界を呼び出す様を演出しているのではないかと思うのです。
このシーンの前のカットにこの時と同じ服装のワンダが一瞬映りますが、このワンダの目には涙が流れています。
これは、このシーンが初めてヴィジョンを呼び出した(幻想を作り出した)シーンだからではないでしょうか?
(c)MARVEL
そして物語が後半に進むにつれ、最終的に幻覚を現実だと思い出してしまったワンダが全て幻想だったと知り、心を病んでいく…
そして、本物のヴィジョンを求めたワンダがそれを可能にする力を手にするために魔女アガサ・ハークネスとコンタクトを取り現実改変能力を身につけるのではないかと思います。
原作ではワンダはこの魔女アガサ・ハークネスに弟子入りし現実改変能力を得ます。
そしてアンドロイドであるヴィジョンとの間に子供を授かるという不可能な現実を可能にしてしまうのです。
この子供についてはドラマにも登場が確定しています。
それは次の【疑問その3】でお話しします。
2-3:疑問その3:双子の謎?ウィッカンとスピード??
原作のマーベルコミックスではワンダとヴィジョンの間には子供ができます(現実改変能力を使って)。
一般的にはワンダとヴィジョンの子供の名前は「ウィッカン」と「スピード」で知られています。
しかしこの二人は最初に生まれた子供が転生した姿です…
もともとこの転生する前の双子の子供の名前は
「ウィリアム」と「トミー」
(c)MARVEL
といいます。
しかしこの双子は現実改変の過程で悪魔メフィストの魂を含んでおり最終的に吸収されて消滅してしまうのです。
余談ですが…ちなみにこの悪魔メフィストは映画『ドクターストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス(以下MoM)』に登場するのでは?と噂されています。
ドクターストレンジMoMはワンダヴィジョン直後のストーリーと言われていますから可能性もありますよね…
悪魔メフィストについては下記の記事で解説しています。
話を戻します…
その後、子供を失ったワンダはその原因をアベンジャーズにあると考え現実改変能力を使用しアベンジャーズを襲撃します。
これが『アベンジャーズ:ディスアッセンブルド』というイベントになるのですが、詳しくは翻訳本も出ているのでコミックスを読んでみてください。
そして今回の予告編ですが、
このワンダとヴィジョンの双子の子供が登場すると思われるシーンも予告編に映ってていましたよね。
(c)MARVEL
このシーンではワンダとヴィジョンがベビーベッドと思われるものの前に立っておりおしゃぶりが宙を舞っています。
この双子の名前は現時点では不明ですが、コミックス通りであれば「ウィリアム」と「トミー」であると思われます。
そしてこの双子がMCUのストーリーでも一度消滅し、再び現実改変能力で現世に転生するとしたら
「ウィッカン」と「スピード」
(c)MARVEL
を名乗るキャラクターが登場するかもしれません。
そうなればもう「ヤングアベンジャーズ」のストーリーに発展していくことは間違いなさそうですね。
さて次は予告編で見られた白黒の世界とカラーの世界の違いは何か?
といった疑問について考察します。
2-4:疑問その4:カラーと白黒の世界
この考察はとても単純です。
「ワンダの潜在意識(これを幻覚だと認識している意識)がある間は白黒の世界」であり、
「すでに幻想世界に入り込んでしまい現実と見分けがつかなくなっている状態がカラー世界」ではないかと思います。
予告編の最初にヴィジョンが
「ワンダようこそ我が家へ」と言っているシーンやウェディングドレス姿のワンダがヴィジョンと見つめ合っているシーンなどはまだ幻想を自ら作り出している初期の状態でそのことをワンダ自身も理解している状態であり、
その後、幻想世界で長い時間ヴィジョンと暮らしていくうちに現実と幻想の区別がつかなくなりついには妊娠し双子を出産…..
その時には
「この世界は全て現実である」
とワンダは完全に思い込んでいるのではないかと..
このようにワンダが現実と勘違いしている期間をカラー映像で表しているのかもしれません。
予告編を見ると比較的月日が過ぎているような描写はカラーで表現されているように見えます。
(c)MARVEL
2-5:疑問その5:原作コスチュームを着たワンダ
最後の疑問は、原作ファンが歓喜した予告編のカットの一つ
「スカーレット・ウィッチの衣装を着たワンダ」
です。
これを見た原作ファンは
「おお!!!」
と思う一方…
「ん?なんだかチープじゃね?」
って思ったでしょう。
確かに原作をオマージュしたコスチュームでしたが、すごく安っぽい作りでしたよね。
これはやはりファンサービスの衣装であり物語の中でワンダが仮装しているだけだと思います(海外にはハロウィンなどの行事がありますからね)。
家族で楽しく仮装パーティなどをひらくシーンがあるのかもしれませんね。
しかしこの「家族での仮装パーティ」がワンダにとって深い思い出となり
現実に戻った後にこの衣装に似た本格的なデザインのコスチュームを身につける可能性はあると思います(幻想と理解したワンダが家族との楽しい思い出を忘れないためにこのコスチュームになるとか…)。
とにかくどんな意図でこのコスチュームが登場するのかは注目したいですよね。
3.まとめ
完全に最後は「ワンダの闇落ち」のイメージ以外思いつかないドラマ『ワンダヴィジョン』
とても不思議で悲しい物語になりそうでまだ配信されていないのに勝手な妄想で悲しい気持ちになりそうです。
『ワンダヴィジョン』は2020年12月に動画配信サービスDisney+で配信予定です。
くだらない私のヴィジョン(妄想)におつきあいいただきありがとうございました。
ではでは!
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