■コミックス版アイアンマンマーク22の原作解説
こんにちは!こんばんは!
MCU FAN LIFEのTKです!
本日もやります!アメコミ版アイアンマンスーツの総まとめ企画 第22段。
今回は対ソー戦を想定して作られたハルクバスターならぬソーバスター!「アイアンマン マーク22」を紹介します。
1.アイアンマン マーク22
2.アイアンマンマーク22の初登場は?
IRONMAN Vol 3 #64(2003年3月) アイアンマン 3期 第64号
3.アイアンマンマーク22の別名とは?
「ソーバスターアーマー」
4.アイアンマンマーク22:ソーバスターの特徴は?
コミックスでの正式名称は「ソー・バスターアーマー」
このアーマーは「ソー 第2期 58話」「アイアンマン 第3期 64話」「アベンジャーズ 第3期 63話」の全3話で完結するクロスオーバー作品『スタンドオフ』で登場したアーマースーツです。
物語のストーリーとしては少々ややこしいのですが、順を追って説明しようと思います。
まず前設定としてこのクロスオーバーエピソード『スタンドオフ』時点でのソーは父「オーディン」が「炎の魔神スルト」との戦いで死亡した後、父の「オーディン・パワー」を引き継ぎ「アスガルドの王」として君臨しています。
そして王となったソーは地球(ミッドガルド)との共存を望んでNY上空にアスガルドの一部を出現させていました。
そんな中である事件が起こります。
地球の小国「スロコヴィア」(MCUのソコヴィアの元ネタ?)という国では軍の独裁によって国民たちは苦しい生活を送っており、すがるものを求めた人々たちは密かにアスガルドに救いの祈りを捧げていました。
しかし、ソーたちへの祈りが届く前にアスガルド信者の国民たちはスロコヴィア軍によって虐殺されてしまいます。
この虐殺を目にしたヘイムダル(アスガルドの門番で宇宙を見渡す力を持つ人)はこのことをソーに告げると「ソーは怒り浸透!!」
ソーのセリフ:
「私に救いを求めた罪なき人々が殺されるなど許すまじ!!!!」
とブチギレまして、スロコヴィアを支配する軍人たちと戦争を始めようとします。
しかしこの「スロコヴィア」という国、実は「Dr.ドゥーム」が支配する国「ラトベリア」の隣国でして、この戦争の火種が「ラトベリア」に飛び火すれば、今度はDr.ドゥームがブチギレて世界規模の戦争になりかねないと事態を重く見た国連が「ソーを頼むからなんとかしてくれ」とトニー・スタークに依頼したことからこの先の厄介な争いが始まるのです。
トニーはNY上空に浮かぶアスガルドの王宮へとソーを説得に行きますが、即!交渉は決裂!
ソーが直接「スロコヴィア」へとテレポートしてしまいさらに状況がやばい方向へ向かってしまいます。
焦って「スロコヴィア」へ向かうアイアンマンですが、その途中で「Dr.ドゥーム」から通信が入り、こう言われます。
Dr.ドゥームのセリフ:
「我がラトヴェリアに危害をもたらすのであれば全世界を灰にする」
完全にやばい状況になりつつある中、現地へ着いたソーはスロコヴィア軍と対峙(こんな迷惑ごとに巻き込まれたトニーがホントかわいそう….)。
スロコヴィア軍は毒ガス弾を国民がいるにもかかわらず放ち、その非人道的なやり方にソーの怒りも頂点へ!!
ソーは毒ガスをハンマーで巻き起こした嵐で吹き飛ばすとスロコヴィア軍へ襲い掛かります。
しかし、ギリギリで間に合ったアイアンマンが割って入り再度ソーを仲裁するのです。
アイアンマンの到着によって戦闘は一時休戦状態となりますが、ソーの怒りがまたいつ爆発するか、もしくはスロコヴィア軍がアスガルド人をいつ攻撃するのかという緊迫状態は続いていました。
一時この場を離れるアイアンマンでしたが再びDr.ドゥームから通信が入り、トニーはドゥームの住まうラトベリア城へと向かいます。
Dr.ドゥームはこの「アスガルドとスロコヴィア国の対立」が世界中の国々にも影響しており、自分の国ラトベリアにも影響を及ぼし始めていると語り、これ以上火種が大きくなれば自分たちも戦争を起こすとトニーにさりげなくプレッシャーをかけてきます。
しかし、ドゥーム様プレッシャーだけでなくアドバイスも!
トニーは以前にソーからアスガルドのエネルギーが宿った「魔法のクリスタル」をもらっていました(これは地球の資源問題解決のためソーがトニーにアスガルドのエネルギーを研究してみてはと以前に渡したもの)。
ドゥームは
「その魔法のクリスタルのエネルギーを利用してアーマースーツを作ったらいいんじゃね?」
とアドバイスします。
トニーは、この状況を早く解決するためにはソーとの決戦もあり得るとふみ、ドゥームのアドバイスを取り入れて対ソー用の新型のアーマー開発に取り掛かり「ソーバスターアーマー(マーク22)」を完成させるのです(ちなみにこの時トニーが開発したソーバスターやアスガルドのエネルギーのデーターはこっそりDr.ドゥームが盗み出しています)。
そして現場ではついにしびれを切らしたソーがいよいよスロコヴィア軍に襲いかかろうとしていました!
ムジョルニアにいなづまを宿し嵐を巻き起こそうとした瞬間!トニーがソーバスターに身を包みソーへ強力な一撃をお見舞いします!
地球のために与えたクリスタルをアーマー兵器に利用したことを知りさらに怒るソーですがアスガルドのエネルギーを利用しているソーバスターアーマーはムジョルニアすら弾き飛ばすほどの強さをほこります。
互いに一歩も引かずに戦う2人ですが、2人の戦いの隙をついてスロコヴィア軍が攻撃を仕掛けようとします。
この危機的状況についに!彼が登場します!!
ソーはソーバスターのエネルギーの核であるリアクターを破壊!
動力源を失ったトニーはソーバスターを脱ぎ捨て旧式のアーマーで戦いを挑もうとします。
その途中キャプテンに気づいたトニーは加勢するように頼みますが、キャップに「落ち着くんだ!」と制止されます。
キャップはソーとアイアンマンを説得し戦いはおさまったかに見えたのですが、ここでまさかのDr.ドゥームが遠隔操作でスロコヴィア軍の砲台を操作しソーへミサイルを打ち込みます!!
このDr.ドゥームの攻撃がスロコヴィア軍に攻撃されたと思い、再度怒り狂うソーでしたが、これをキャプテンは必死に制止しようとします。
力では圧倒的にかなわないソーをキャプテンは言葉で説得。
キャプテンの熱い言葉に心を見透かされたような気分になったソーはついキャプテンに重い一撃を与えてしまう。
しかし、吹き飛ばされるキャプテンを見て我に帰るソー。
幸いキャプテンはアイアンマンにキャッチされ怪我を負わずにすみます。
自分の行いに反省したソーはキャプテンの盾を修理し、アスガルドへ戻っていくのでした。
アスガルドでは臣下たちに「父オーディンならばスロコヴィアの民のため最後まで戦った」と責められるソー。
ソーは「父の時代にはアベンジャーズはいない」と言って臣下たちを追い払います。
ソーは一人玉座で写真を眺め、床にその写真を投げつける。
写真にはかつて仲が良かった3人(Big3)の姿が映っていました。
ちなみにスロコヴィア軍の独裁者はのちに「暗殺された」とニュースが流れます。
後日談として…
ちょっかいを出したDr.ドゥームにはアイアンマンがコンピューターウイルスを送り込みお仕置きしましたw
5.アイアンマンマーク22:ソーバスターの能力/機能/武器は?
ハルクバスターと違って完全に新規設計となる「ソーバスター:マーク22」は約2メートルほどのサイズでハルクバスターに比べると小さいですがトニーの開発したアーマーの中では大型サイズのアーマーとなります。
ソーバスターアーマー最大の能力は「雷神の能力を封じ込めるクリスタルの力」にあります。
このクリスタルの力によりソーのムジョルニアの攻撃を防いだり、ソーと互角以上に渡り合うことができます。
外見はアスガルドの守護兵器「デストロイヤー」を模したヴィジュアルとなっておりソーにとって脅威であることを見た目からも表しています。
ソーバスターに搭載してある兵器はいたってシンプルで大型の「リパルサーレイ」のみです。
しかしリパルサーのエネルギーを保持したまま物理攻撃に転換でき、その一撃はソーの鎧を砕くほどでした。
また通常のアイアンアーマーの上からソーバスターアーマーを装着しており機能停止時は中のアイアンマンごと脱出できるようになっています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は通称アブラティブアーマーと呼ばれる「アイアンマン マーク23」の紹介です。
次回もどうぞお楽しみに!
【コミックス版アイアンマン全スーツ一覧は下のリンクから↓】
全アイアンマンスーツのまとめ記事はこちらをどうぞ「アイアンマン 全スーツまとめ(コミックス版)【画像付き徹底解説】」
※マーベルキャラクターについてもっと知りたい方はこちらのキャラクター図鑑もどうぞ
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