謎多きヒーロー『ムーンナイト』の敵はアンデットの王ドラキュラ?
海外のアメコミ系情報サイト「COMIC BOOK MOVIE」や「CB comicbook」によるとマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)フェイズ4で展開される配信ドラマ『ムーンナイト』にドラキュラが登場するのではないかと噂されているという。
今回の記事は特にムーンナイトのヴィランがドラキュラだという公式からの確たる証拠や理由は見つけられなかったので、あくまでも「単なる噂」の一つとしてみていただければ幸いです。
そもそも敵として登場するのではなくもしかしたら味方として登場するのかもしれません。
ですがムーンナイト以外に今後MCUで公開が予定されている「あるキャラクター」とも所縁の深いヴィランなのです。
1.ドラキュラとは?原作の設定や能力など
あの「ドラキュラ」がマーベルコミックに出てたの??
って思う方もいるかと思いますw
ですがちゃんとマーベルコミックスのキャラクターとして登場しています。
ドラキュラの初登場は1972年に発刊された『THE TOMB OF DRACULA#1』というコミックス。
マーベルのドラキュラの本名は「ブラド・ツェペス・ドラキュラ(VLAD TEPES DRACULA)」。
ブラドは元々は普通の吸血鬼でした。
一般的な吸血鬼と同様に食事は「人間の生き血」。
弱点は「にんにく」「十字架」「銀」。
そして「太陽の光」により死んでしまうので基本的に夜間しか行動ができません。
そして心臓に杭を打ち込まれることで仮死状態となるが杭を引き抜けば元どおり復活ができるという特徴を持っています。
そんな一般的な吸血鬼のブラドですが同胞の吸血鬼である「ニムロッド」との戦い勝利した後に吸血鬼の始祖である「始祖バルネ」の血を飲むことによって強大なパワーを手に入れ「地球上すべての吸血鬼の王」へと君臨します(最近の進○の巨人みたいな展開ww)。
能力は「人間以上の力と速さと反射神経」を持ち「コウモリに変身して空を飛ぶ」ことも可能(のちに変身しなくても飛べたりもしていました)。
また定期的に人間の生き血を摂取することでほぼ「不老不死」になるため何世紀にもわたって生きています。
実際、ブラドが生まれた時代は1430年なのですが、つい最近の2010年代のクロスオーバー『フィアー・イット・セルフ』のサイドストーリー内にも登場しているので軽く500年以上は生きていることになります。
Amazon:フィアー・イットセルフ (MARVEL)(翻訳版)
Amazon:Fear Itself(原書)
そんな1400年代生まれのドラキュラですが物語では1890年にヴァンパイアハンターである「ヴァン・ヘルシング」によって心臓に杭を刺されて20世紀まで仮死状態となってしまいます。
しかし20世紀に仮死状態から蘇り、蘇ったドラキュラはドクターストレンジやX-MEN、キャプテンブリテンなどのヒーローたちと戦います。
そういえば最近マーベルスタジオのケヴィン・ファイギ社長が映画『ドクターストレンジ マルチバース オブ マッドネス(以下MoM)』には「まったく予想外のキャラクターも登場します」と語っていましたね。
「そのキャラクターはメフィストかも」という記事を過去に書きましたが(下記のリンク参照)もしかしたら実は「ドラキュラ」だったりしてw
『ドクターストレンジMoM』はホラー映画になるともケヴィン社長は公言していますからホラーものの代表格ドラキュラはあながちありえるかもしれませんねw
そんなドラキュラですが2010年代に入ってからは自身の息子である「エクサラス」に一度殺されてしまいます。
しかし、エクサラスが世界征服を企んだ際にX-MENによって復活させられX-MENとともにエクサラスを倒しました。
その後は自身の故郷でもあるルーマニアの「カルパチア山脈」の中に自身の国を作りひっそりと再び世界征服の機会をうかがっているのです。
2.フィアー イットセルフのサブストーリーでドラキュラはハルクと戦っていた!
※注意!この記事には翻訳版『フィアー・イットセルフ』のネタバレが含まれます!
翻訳版も出ている大型クロスオーバー『フィアー・イットセルフ』
Amazon:フィアー・イットセルフ (MARVEL)(翻訳版)
このメインストーリーでオーディンの兄であるサーペントが召喚した「深宇宙の8つのハンマー」の一つを手に入れたハルクは邪悪なハンマーの力で「大地の破壊者:ヌル」へと変貌してしまいます。
ヌルとなったハルクはソーの攻撃を受けどこかに飛ばされてしまうのですが、翻訳版コミックスでは飛ばされた後のハルクの物語は語られませんでした…..
ハルクはどこに飛ばされたかというと….
ドラキュラが国を作っていた「カルパチア山脈」なんですねw
どんだけソーのパワー凄いねん!!w
落下したハルクは吸血鬼の執事の首をハンマーで吹っ飛ばし、ドラキュラの国の吸血鬼たちと大乱闘を起こします!!
この状況!ドラキュラはさすがに黙って見てるわけにはいきませんw
ドラキュラは精鋭部隊を送り込みますが、ドラキュラの部隊をことごとく壊滅させるハルク..
ついにはドラキュラ城まで攻め込んできたハルクについにドラキュラが戦いを挑みます。
しかし!!!
一瞬でやられてしまうドラキュラ….
ハルクが強すぎるだけですw
しかし、援軍の「ライゾウ」という吸血鬼が率いる「フォーギブン」という吸血鬼チームのメンバーの幻術により最愛の女性ベティ・ロスの姿を見せられたハルクは邪悪なハンマーの力から解放され正気に戻ります。
このストーリーでは完全に負けキャラだったドラキュラですが、ハルクが去ったことによりドラキュラ王国は崩壊の危機を間逃れたのでした。
ドラキュラの意外と国思いなところも垣間見えるエピーソードでした。
3.ドラキュラとムーンナイトの原作での関係性
そんなドラキュラ(ブラド)ですが一体ムーンナイトとどのような関係があるのでしょうか?
はい!これ私にも全然わかりませんwww
そもそも原作ではムーンナイトとドラキュラが戦っていたというエピソードは調べる限りありませんでした…
しかし、このような一コマが
ドラキュラがムーンナイトからお金を借りている?のかわかりませんが、彼がドラキュラの所にお金を求めて向かっているような描写がありました。
このお話は読んだことがないのでドラキュラがムーンナイトにどのように絡んでいるのかはわかりません。
ですがこのドラキュラがドラマ『ムーンナイト』に登場するという噂….
実はこの噂には続きがありまして…..
この噂の元が記載してあった「CB comicbook」にはムーンナイトにドラキュラが登場する理由は、次に公開されるMCUの「ある映画」にドラキュラをメインヴィランとして登場させるための布石だと書いてあったのです!
あの有名な「吸血鬼(ヴァンパイア)ハンター」ヒーローの……
4.ムーンナイトに登場するのは『あのキャラクターの映画』に登場するための布石?
もう皆さんお気づきですよね!
その映画というのが………
こちら
『ブレイド』です!!
昨年の7月にアメリカのサンディエゴで行われた「サンディエゴ・コミコン2019」でフェイズ4の後、「フェイズ5」の作品として『ブレイド』が予定されていると発表がありました(サンディエゴコミコンの記事は下記参照)
ブレイドは事故によりヴァンパイア(吸血鬼)と人間両方の血を持つこととなった「ハーフ・ヴァンパイア」です。
ドラキュラ含む吸血鬼は太陽の光で死んでしまいますが、ブレイドは半分人間のために日中でも活動ができます。
なので吸血鬼達からは「デイ・ウォーカー」と呼ばれているのです。
母親の復讐のためにヴァンパイアハンターとして活動するブレイド。
こちらはもちろん原作でドラキュラとバトルを繰り広げています!
つまり、ムーンナイトでドラキュラの影を匂わせておいて実は『ブレイド』にメインで登場させるのでは?という噂が立っていたのでした。
こちらだとあながちありえなくもない話ですよね(ブレイドには間違いなくヴァンパイア(吸血鬼)は出てくるでしょうし)。
ちなみにブレイドの公開日はまだ未定です。
しかし1998年〜2004年にかけて上映されたウィズリー・スナイプス演じる映画『ブレイド:3部作』はめちゃくちゃ面白いので、MCU版『ブレイド』を見る前にまだ見てない方はぜひ見ることをオススメします。
ムーンナイトの役者は「ダニエル・ラドクリフ」?
また、映画『ハリー・ポッター』の主人公ハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフがムーンナイトを演じるのではという噂も流れています。
この噂は海外の映画情報通のリッチトマンが自身のサイト「Patreon」で公開したものです。
彼の情報によればマーベルスタジオが「ムーンナイト」役としてダニエルに目をつけているということらしい。
しかし、このムーンナイトというキャラクターは情緒不安定の多重人格者でかなり狂気じみたキャラクター。
ハリーポッターというファンタジー映画の主人公の印象が強いダニエルがこの狂ったような発狂ヒーローを演じるとなるとどうなるのか想像もつかない…
しかし、これがもし本当であれば日本では無名に近い「ムーンナイト」も少しは話題性の強い作品となるかもしれませんね。
さて今回は「ちょっとした噂」からのお話でした。
またMCU関連の面白そうな噂があれば原作情報を絡めて記事を書きたいとともいます。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!
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