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1:MCU映画:第2弾『インクレディブル・ハルク』の小ネタ・イースターエッグ「16選」!
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映画『インクレディブル・ハルク』はマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)の映画シリーズ第2段として上映された作品。
シリーズを通して1つの物語が展開されるMCU映画(現在23作品)はそれぞれの作品につながりがあり、伏線や小ネタ、また原作アメコミファンをニヤリとさせるイースターエッグがいくつも隠されています。
今回はそんな映画『インクレディブル・ハルク』の中に隠された小ネタ・伏線・イースターエッグを紹介していきます。
※イースターエッグとは:
映画や書籍/CD/コンピューター・プログラムの中に隠されている秘密のメッセージやジョークのこと。 キリスト教ではキリストの復活祭でイースター・エッグを隠す慣習があり、隠された小ネタのことをこう呼ぶ。
引用:Wikipedia
01:削除されたオープニングシーン
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映画『インクレディブル・ハルク』には別バージョンのオープニングが存在していました。
この削除された未公開オープニングシーンは、
「ブルースが北極で拳銃自殺を試みるも…ハルクに変身し失敗した…」
といったもの。
未公開の映像の中では自身の恋人を傷つけてしまわないように、一人北極大陸へと向かったブルースが拳銃を持ち自殺を図ります。
しかし内なるハルクが目覚め北極の氷ごと拳銃を破壊してしまうのです。
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この未公開シーンのことを映画『アベンジャーズ』でブルース・バナーは、
「自殺しようと引き金を引いたがハルクに止められた…」
と語っています。
映画『インクレディブル・ハルク』を監督したルイ・レテリエはこのシーンを削除した理由を、
「OPにしてはあまりにも暗いシーンであり、若い層の観客もみるためカットすることにした…」
と説明していました。
ちなみに原作コミックスでもブルースは幾度となく「自殺」を試みるのですがハルクによって阻止されています。
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02:氷づけにされたキャプテンアメリカ…
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上記の小ネタの未公開オープニングシーンでハルクが拳銃と一緒に氷の大地を破壊した際に一瞬であるが「氷漬けにされたキャプテン・アメリカ」と「キャプテンの盾」がうつります。
このことは監督である「ルイ・レテリエ」も認めています。
未公開シーンでは生身のキャプテンがそのまま氷漬けにされていますが、映画『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』の最後でキャプテンはヒドラの戦闘機ごと氷漬けにされており設定は未公開シーンとは変更されています。
03:ニック・フューリー…
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映画『インクレディブル・ハルク』のオープニングクレジットでは本編には一切登場しなかった「ニック・フューリー」の名前や彼についてのキーワードが隠されています。
ニック・フューリーはMCU次の作品である映画『アイアンマン2』に登場するためこのオープニングクレジットシーンで伏線を張っていたことになりますね。
04:ドクター・サムソン
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オープニングクレジットには前述のニック・フューリー以外にも複数のイースターエッグが隠されています。
その中の一つが資料にうつる
「SAMSON,DR.L:サムソン,ドクター.L」
という名前。
「SAMSON,DR.L:サムソン,ドクター.L」はおそらく原作の「ドク・サムソン(本名:レオナルド・サムソン)」という人物であると思われます。
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原作のドク・サムソンはハルクから発せられる「γ線」の影響により超人的な肉体を手に入れた人物です。
しかしハルクと違い理性を保つことができ「緑色になったのは髪の毛」だけというある意味ハルクよりも恵まれた能力を得ていますw。
怒りによって力が強くなるハルクと違い、髪の毛の長さによってパワーが変動するという面白い特徴も持っています。
ハルク(ブルース・バナー)とは争うこともあったが、いくつもの事件を一緒に解決し親友とも呼べる間柄です。
05:リック・ジョーンズ
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映画『インクレディブル・ハルク』のオープニングクレジットの資料映像にはもう一人原作のハルクにおいて重要な人物の名前が登場します。
その人物の名前は
「リチャード・”リック”・ジョーンズ」
原作のブルース・バナーは博士号を所得したのち、サンダーボルト・ロス将軍の指揮する軍事ミサイル基地に就職します。
そこでブルースは同僚のロシア人イゴール・スタルスキーとともに強力なガンマ線を放つ「G-ボム」という核爆弾の開発に携わっていました。
しかし、その実験中に10代の少年「リック・ジョーンズ」が誤ってガンマ線を放つGボムの実験場に入り込んでしまいます。
ブルースはリックを助けるため実験場に飛び込み、彼を避難させますが、その瞬間!裏切ったイゴールが爆弾の起爆スイッチを押しブルースは大量のγ線を浴びてしまいます。
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3コマ目 イゴールのカウント早っwww
原作コミックスではこのガンマ線の影響でブルースはハルクに変身する能力を得てしまいまうのです。
ちなみに原作のリック・ジョーンズは一時的に「キャプテンマーベル」としても活躍します。
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また、のちに「M.O.D.O.K.」と「リーダー」という2人のヴィランの手によりアボミネーションによく似たヴィラン「A-BOM」へと変貌します(のちにその力は失われるのですが…)
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06:スターク・インダストリーズ
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映画『インクレディブル・ハルク』のオープニングクレジットには劇中でハルクを攻撃していた「衝撃波を放つ特殊車両の設計図」がうつります。
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その設計図資料にはアイアンマンであるトニー・スタークの会社名
「スターク・インダストリーズ」
のロゴが記載されています。
この衝撃はを放つ特殊車両の技術は映画『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』に登場する「ウォー・マシンの武器」にも応用されています。
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07:ウエポン・プラス計画
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映画『インクレディブル・ハルク』で登場する「スーパーソルジャー血清」が入っているタンクには「ウェポン・プラス計画」と示されたラベルが貼られています。
原作では「ウェポン・プラス計画」の10番目の実験として「ウエポンX計画」が登場します。
「ウエポンX計画」は「ウルヴァリン」や「デッドプール」を作り出した実験の計画名です。
MCUの中でウエポン・プラス計画がまだ続行されていればウルヴァリンやデップーの登場も期待できるかもしれませんね。
またこのラベルには「スターク・インダストリーズ」のロゴも記載されておりこのタンクがスターク社製であることを表しています。
08:ドクター・ラインシュタイン
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上記小ネタのタンクには、
「DR.REINSTEIN:Dr.ラインシュタイン」
という名前も記載されています。
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ラインシュタインは映画『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』の「エイブラハム・アースキン博士」の別名です。
アースキン博士は未完成のスーパーソルジャー血清により「レッドスカル」を誕生させてしまったことを悔み、アメリカへと亡命し「ジョセフ・ラインシュタイン」という偽名を使って活動していました。
09:TVドラマ『超人ハルク』
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映画『インクレディブル・ハルク』の劇中には1977年に放送がスタートしたTVドラマ『超人ハルク』のシーンをオマージュした演出が複数登場します。
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右:インクレディブル・ハルク
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右:インクレディブル・ハルク
また『超人ハルク』でハルクを演じたルー・フェリグノは本作に警備員役としてゲスト出演しています。
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映画公開時点ではまだまだ現役のボディビルダーとして活躍しており、ハルクに劣らないほどのたくましい肉体を持っています。
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10:ハルクの声
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劇中でのハルクの「唸り声や雄叫び」は、前述の小ネタ09で紹介した1977年のTVドラマ『超人ハルク』のハルク役「ルー・フェリグノ」がアフレコしている。
11:ピザショップのオーナー
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映画『インクレディブル・ハルク』で登場する「スタンレーズ」というピザショップのオーナーは1966年に公開されたアニメ『マーベル・スーパーヒーローズ』でブルースバナーの声を演じた俳優「ポール・ソウルズ」です。
日本では1979年8月から『まんがスーパー大集合』というタイトルで放送されました。
日本では初回放送時は台本無視で放送され、適当な台本だったのが、途中でまともな台詞になり、そのまま幕を閉じた。
引用:Wikipedia
12:フォート・ジョンソン基地
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映画『インクレディブル・ハルク』に登場する「フォート・ジョンソン基地」。
この基地の名前の由来は1977年に放送されたTV版『超人ハルク』の監督兼脚本家である「ケネス・ジョンソン」に由来している。
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13:ソーのシルエット?
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映画『インクレディブル・ハルク』でハルクが雷鳴に向かって雄叫びをあげるシーン。
このシーンでは雷雲の中に人の顔のようなシルエットが浮かび上がっています。
よく見ると「ソーのシルエット」のようにも見えます。
14:ピザの男
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映画『インクレディブル・ハルク』でブルースが訪れた実験室でピザを食べていた男がいました。
彼は映画『スパイダーマン:ホームカミング』などでピーターの顧問をしていた先生と同じ俳優である「マーティン・スター」が演じています。
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俳優のマーティンは「ハルクの映画の時にはまだ学生で時が流れて高校の先生になった」とインタビューで語っていましたが、マーベルスタジオから公式にこの設定は認められていはいないようです。
15:アボミネーション
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映画『インクレディブル・ハルク』が終盤で戦ったヴィラン「アボミネーション」。
原作と同じく「エミル・ブロンスキー」が変化し誕生するのだが、劇中では直接「アボミネーション」と呼ばれることはなかった。
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Abominationは「”忌まわしいもの/醜悪”」という意味があり、
直接の呼称ではないですが劇中でスターンズが、
「Abomination(化け物だ)!」
とは言っています。
このヴィランの名前を直接呼称したのは映画『マイティ・ソー』ブルーレイ/DVD版の映像特典マーベル・ワンショットのエピソード「相談役」でのこと。
このエピソードではロス将軍がブロンスキー(アボミネーション)を保護しようと考えており、「何者かによって利用される計画」があることが明らかとなっています。
今後ロス将軍がらみで再登場する可能性もありますね(サンダーボルツのメンバーとかw)
16:リーダー
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映画『インクレディブル・ハルク』に登場する「サミュエル・スターンズ(ミスター・ブルー)」という人物。
原作のサミュエル・スターンズは「リーダー」という頭部が巨大に発達したヴィランです。
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劇中でも終盤に彼の体内にブルースの血液が入り頭部が変形している様子が描かれている。
もしかしたら彼がリーダーとして今後の MCUに登場する可能性もあるかもしれないですね。
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2:まとめ
今回は映画『インクレディブル・ハルク』に登場した小ネタや伏線、イースターエッグを紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は映画『アイアンマン2』の小ネタについてまとめていきたいと思います。
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