■クトーンとは アメコミ原作設定・解説
邪神クトーン(CHTHON)は地球が生まれたと同時に存在したエルダー・ゴッド(旧神)と呼ばれる存在です。
神でもあったが現在は退化し「悪魔」的存在としても恐れられています。
【初登場】
『Avengers#186』(1979年8月)
クトーンの初登場は、1979年に刊行されたの『アベンジャーズ』186巻で登場しました。
【本名】
本名:クトーン(翻訳本によっては”クソーン“と書かれていることもある)
【身体情報】
- 性別:なし
- 瞳:不明
- 身長:不明
- 体重:不明
- 髪色:不明
※クトーンの本来の姿は元素エネルギー体であるために、正確な肉体は存在しない。
【ステータス/強さ】
- 耐久性:7
- エネルギー:7
- ファイティングスキル:7
- 知能:7
- 速度:7
- 力:7
- ※MAX 7 での評価(米marvel公式HPより)
【能力】
クトーンは地球の最も強力な旧神の一人であり、膨大な魔力を有しています。
クトーンは自らの暗黒の知識を記した「ダークホールド」という魔術書を使って、様々な魔法や時空間移動ができます。
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・身体能力
純粋な肉体のパワーは不明。
そもそもエネルギー体であるクトーンの本来の姿は明らかになっていません。
・ブラックマジック&カオスマジック
クトーンの想像を絶する魔術は「ブラックマジック(暗黒魔術)」と「カオスマジック(混沌魔術)」と呼ばれます。
この魔法は「存在と現実の構造そのものを操作」し、歪め再構築し宇宙に完全な破壊をもたらすこともできます。
・ダークホールド
クトーンは宇宙についての並外れた知識を持っており、自らの暗黒の知識を破壊不能な「羊皮紙の巻物」にまとめました。
のちに巻物はダークホールダーズと呼ばれる魔術師軍団によって「The Darkhold:ダークホールド」という名前の本にまとめられ、別名「The Shiatra Book Of The Damned:ダムド・シアトラ書」または「The Book of Sins :罪業の書」とも呼ばれました。
黒魔術に関する最高の解説書とも言われています。
ダークホールドの不完全なコピー品として「ネクロノミコン」という書物も存在します。
「ダークホールド」には神々の邪悪な呪文や知識が記されており、人類が生まれる数百万年前にクトーンによって作成されました。
人間もこの魔術書に書かれた呪文を使用することはできますが、代償としてその魂はクトーンの奴隷になってしまします。
クトーンは「ダークホールド」を使用した者を支配することもできますが、ソーサーラー・スプリーム(至高の魔術師)であるドクター・ストレンジや史上最も熟練した魔術師のマーリンなどはこの支配に抵抗することができました。
クトーンは「ダークホールド」を介して他者に魔力を与え能力を開花させることができます。
またクトーンが幽閉されている次元と地球への移動の手段としても「ダークホールド」は必要なものとなります。
・憑依
クトーンは「ダークホールド」を介して通じた者や、アザーと呼ばれる宿主に憑依します。
人間に憑依することもできますが、人間如きの器ではクトーンの力の全てを収めることはできません。
過去にはワンダ・マキシモフやピエトロ・マキシモフ、カーネイジなどに憑依したことがある。
【ストーリー:原作コミックス】
クトーン(クソーン)の原作コミックスストーリーを簡単に解説します。
・クトーン:オリジン
今から30億年前にクトーンは誕生しました。
地球生物圏の意識の集合体であるデミアージから生まれたクトーンは同時期に誕生したセト、ガイア、オスターとともにエルダー・ゴッド(旧神)と呼ばれる存在となりました。
エルダー・ゴッドたちは近親者の生命を食らうことで自らの力を増大でき、人間たちからは「悪魔」と呼ばれる存在へと変わります。
悪魔となったクトーンやセトたちを恐れたエルダー・ゴッドの一人で「地球の母神」となったガイアは、デミアージと交わり「太陽神アタム」を生み出します。
そして、この太陽神アタムは多くの悪魔たちを滅ぼしました(しかし、悪魔を滅ぼす過程でアタムは呪われ悪魔のような姿「デモゴージ」となる)。
アタムから逃げるためにクトーンやセトは別の次元へと逃亡しました。
自らの次元から地球上の出来事を操るため、クトーンは自らの知識を「破壊不可能な羊皮紙の巻物」に記しました。
後にダークホールダーズと呼ばれる魔術師たちがこのクトーンの知識を記した巻物を「ダークホールド」という本にまとめました。
クトーンは「ダークホールド」を介して様々な人間たちを堕落させていきました。
・ワンダゴア山への封印と暗躍
西暦500年ごろのダークホールダーズのリーダー「モーガン・ル・フェイ」と「マグナス」という魔術師はクトーンを召喚するも制御できず、クトーンをワンダゴア山の地下に幽閉し、マグナスはダークホールドを隠しました。
そこから1400年あまり過ぎたとき、クトーンが幽閉されている土地をハイ・エボリューショナリーという天才生物遺伝学者が買い取りました。
ハイ・エボリューショナリーはこの土地に自らの研究施設「シタデル・オブ・サイエンス」を建築します。
それから数十年後クトーンはこのワンダゴア山のハイ・エボリューショナリーの施設にやってきた赤子のワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)の潜在能力に気づき、いつか自らが地球で活動するときの「器」として利用するために自らの力の一部を分け与えました。
のちにクトーンはこのワンダ・マキシモフを自らの宿主とするためモードレッドという魔術師を使ってワンダを捉えようとしたが、アベンジャーズによって阻止されました。
それから数年後クトーンはワンダの弟であるクイックシルバーにも憑依しました。
この時はロキによって阻止され最終的にクトーンはダークホールドの中に封印されてしまいます。
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