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アントマン アメコミ原作設定・解説
【初登場】
Tales to Astonish♯35(1962年9月)
【本名】
ドクター・ヘンリー・”ハンク”・ピム
【ステータス】
- 耐久性:2
- エネルギー:3
- ファイティングスキル:2
- 知能:4
- 速度:2
- 力:2 ※MAX 7 での評価(米marvel公式より)
【能力】
・身体能力
ピムは柔道の達人(自称)であり白兵戦においての格闘能力も高い。
・縮小と巨大化
彼自身が発見した物体のサイズを自由に変えることができる「ピム粒子」を利用することで自らの体のサイズを自在に変え戦うことができる。
縮小能力を操る時は「アントマン」を名乗り、巨大化することにより「ジャイアントマン」となる。
ピムのコスチュームは不安定な分子で構成された合成ストレッチ素材でサイズの変化に自動的に適応する。
・イエロージャケット
ピムの別人格。
実験中に誤って吸引してしまったガスの影響で別人格であるイエロージャケットが生まれてしまう。
内気なピムとは対照的で攻撃的で積極性のあるアグレッシブな性格。
イエロージャケットのスーツ着用時は縮小化能力に加え、手に装着されたバイオブラスターである「スティンガー」を発射し敵を攻撃する。
・アリの操作
自ら開発した「サイバネティックヘルメット」を使用することによってアリや他の昆虫と意思疎通を図ることができ、命令し自在に操ることができる。
羽アリに乗り飛行することも可能であるが、それ以前は自宅にある小型の大砲で自分を飛ばし、着地地点にアリのクッションを置いて移動するという大胆な方法をとっていた。
・天才的な頭脳
人類でも最高クラスの頭脳と知識を持っている。医者ではないが医療的な処置もできる。
しかしその高すぎる頭脳によって世界を危機に陥れることもあり、ピムの開発した自己進化するAI「ウルトロン」はのちに人類を滅ぼすほどに凶悪なヴィランへと進化する。
・コスチューム
- アントマンスーツ
- ゴライアススーツ
- イエロージャケットスーツ
- ワスプスーツ(妻のジャネットの死後に着用)
【ストーリー:原作コミックス】
・オリジン
ハンク・ピムは生物学とナノテクノロジーの博士号を持ち、量子物理学、ロボット工学、サイバネティックス、人工知能、昆虫学の分野の専門知識を持つ天才科学者である。
ピムは質量を別の次元に送るまたは獲得することを可能にしそれによって自分自身や他の物質のサイズを変更できる亜原子「ピム粒子」を発見する。
しかし、世間には受け入れられず学会では笑い者となる。
自ら、ピム粒子の実験の被験体となったピムは体が2センチほどに縮小。
実験に成功したピムだが、元の体に戻るための薬に手が届かなくなってしまう。
さらにアリに追いかけ回された挙句、アリの巣まで追い込まれてしまうが、アリと心を通わせることができたことでアリの助力をかりて元のサイズに戻る薬を手に入れることができた。
その後アリと意思素通を交わすことのできるすることのできる「サイバネティックヘルメット」を開発。
「アントマン」としてヒーロー活動を始める。
・ジャネット(ワスプ)との出会い/アベンジャーズ結成
ピムは科学者であるヴァン・ダイン博士の娘「ジャネット・ヴァン・ダイン」と知り合う。
博士との共同実験中に出現した異世界生物によりヴァン・ダイン博士は死亡してしまう。
仇を討つために、ピムは娘のジャネットにバイオブラスター「スティング」を発射でき、羽で飛行できる縮小スーツを開発。
アントマンの相棒である「ワスプ」の誕生である。
アントマンとワスプはこの異世界の生物を撃退する。
これ以降、ピムとジャネットは付き合うこととなりヒーロー活動でもコンビを組む仲となる。
その後の研究により縮小のみならず拡大することも可能になり「”ジャイ”アントマン」とも名乗る。
アベンジャーズ結成メンバーとなるも一時離脱し、「ゴライアス」と名前を改名し再度メンバーに復帰する。
・ウルトロン開発と精神病
ピムは自立して学習・進化するAI「ウルトロン」の開発に着手し、初期型である「ウルトロンmk.1」を開発するもウルトロンは自己学習進化の末に人間を危険因子と判断するようになる。
ウルトロンは自身を「ウルトロンmk.5.」まで進化させアベンジャーズと幾度となく戦う。
しかし、ウルトロン自ら開発したアンドロイド「ヴィジョン」の裏切りによって破壊される。
この一件でピムは自ら凶悪なヴィランを作り出してしまった後悔と罪悪感から、徐々に精神を病んでいく。
ここからピムの不幸は加速していく。
・イエロージャケット
実験中に浴びたガスの影響で別の人格が生まれ、この別人格は「イエロージャケット」と名乗る。
別人格のイエロージャケットは元の人格とは真逆のアグレッシブで社交的な性格となり、長年くすぶっていたジャネットとの付き合いもこのイエロージャケットの積極性で一気に結婚まで進展してしまう。
その後、結婚式で「サーカス・オブ・プライム」と戦闘になり、その戦闘中にイエロージャケットの人格を封じ込め、本来の人格を取り戻した。
その後はあえてイエロージャケットの名を名乗ってアベンジャーズで活動する。
しかし、ウルトロンが再度襲撃してきたときにウルトロンに洗脳されてしまい一時的にその手先となってしまう。洗脳は解かれるも彼はアベンジャーズから脱退することとなる。
・スコット・ラングとの出会い
この頃「スコット・ラング」がピムの自宅にアントマンスーツを盗みにやってくる。
ピムはスコットを観察し、彼がヒーローとしての器を持っていると判断しアントマンの装備一式を彼に譲り「2代目アントマン」として襲名する(ピムはその後もイエロージャケットとして活動)。
しかし、度重なる不幸からピムの精神は限界を迎えていた。
・アベンジャーズ追放
精神状態が不安定だったピムは無抵抗のヴィランを攻撃し、キャプテン・アメリカより追放を検討される。
追放を間逃れたいピムは自ら作ったロボットでアべンジャーズを襲わせ、それを自分が助けて解決するという「自作自演の計画」を立てる。
計画を止めようとした妻のジャネットだったが、精神不安定状態のピムは彼女を殴り、計画を実行する。
しかし、計画中にロボットが暴走し自らも死にかけてしまう。
最終的にワスプ(ジャネット)によってアベンジャーズとピムは救われるが、ピムはアベンジャーズから除名、さらにジャネットとも離婚することとなる。
その後は、一科学者として活動していたがヴィラン「エッグヘッド」にそそのかされ洗脳されてしまう。
しかし、自ら洗脳を解きエッグヘッド率いる「マスターズ・オブ・イヴィル」を倒した。
その後「アベンジャーズ・ウエストコースト」のサポートとしてチームで活躍するも、このとき彼の細胞は縮小・巨大化に耐えられなくなっており自身の能力は使わずに縮小した武器や道具を携帯しそれを利用して戦っている。
・正史世界からの消滅と帰還
ある時、ミュータントチーム「X-MEN」のプロフェッサーXの負の感情が生んだ別人格「オンスロート」という凶悪なミュータントとアべンジャーズ、ファンタスティック・フォー、X-MENの合同チームで戦うこととなる。
エネルギー体となったオンスロートを倒すには物理的な肉体を持たせる必要があり、その手段として物理的な体を再構成させるためアベンジャーズ、ファンタスティック・フォーのメンバーは自分たちの体を材料として使わせるため特攻する。
このときピムとジャネットも同じく特攻することとなる。
この戦いによりこの世界線(Earth-616)でピムを含むアベンジャーズは全滅したが、実際は別の世界(ヒーローズ・リボーン世界)へ転生したことになっている。
しかし何やかんやあって「リボーン世界」より「Earth-616」の正史世界へと復帰することとなる。
・シークレット・インベーション/その後
その後はスクラル人に誘拐され、しばらくスクラル人のピムが地球上で暮らしていたが、「シークレット・インベーション」にてアイアンマンによりスクラルの宇宙船より救出される。
だが、スクラルの罠により妻ジャネットが死亡したことを知り絶望する。
以後は妻ジャネットの代わりに「ワスプ」の名を受け継ぎ活躍する。
その後は「マイティ・アベンジャーズ」のリーダーや「アベンジャーズアカデミー」の校長に就任したりする。
その後、実はジャネットは異次元空間で生きていることが分かり、のちにアベンジャーズと共にジャネットを救出し、再び「アントマン/ジャイアントマン」を名乗る。
・ウルトロン・ピム
近年では自身が開発したウルトロンと融合し、「ウルトロン・ピム」となっている。
相変わらず、ピム博士の不幸は続くようだ…..
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