■ワンダの次のストーリーは…
マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)の最初のドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』の最終話から1週間が経過して各メディアは監督や出演俳優へのインタビューや雑誌の取材を積極的に行っています。
ドラマ『ワンダヴィジョン』は完結しましたが、物語の中に散りばめられた謎や伏線はまだまだ回収し切れていません。
特にスカーレット・ウィッチへと覚醒したワンダ・マキシモフがこの先どのような未来を歩むのかには1ファンとしてとても気になるところです。
MCUフェイズ4以降はインフィニティー・サーガ(フェイズ1〜3)と違い映画とドラマがつながりを持って進んでいきます。
マーベルスタジオ社長のケヴィン・ファイギはドラマ『ワンダヴィジョン』は映画『ドクター・ストレンジ:イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(以下MoM)』に直接つながる物語であると公言していますから、2022年に公開されるドクター・ストレンジの続編でワンダの次のストーリーが見れる可能性は非常に高いと思われます。
このことについてワンダを演じるエリザベス・オルセンがVARIETYとのインタビューで少し話題に触れていたので紹介します。
■インタビューでエリザベス・オルセンは語る…
VARIETYとのインタビューでワンダ役のエリザベス・オルセンとドラマ『ワンダヴィジョン』のクリエーターであるジャック・シェイファーは、ワンダ・マキシモフの今後のストーリーが彼女のソロシリーズから2022年の映画『ドクター・ストレンジ:MoM』にどのように移行するかを語りました。
オルセンはドラマ『ワンダヴィジョン』と『ドクター・ストレンジ:MoM』について次のように語りました。
「私はドクター・ストレンジでの自分の役割は、(コロナの)パンデミックの後に再び(ワンダヴィジョンの)撮影に戻る直前まで知りませんでした。」
「ドラマの撮影は残り2か月でワンダヴィジョン本編の大部分をすでに撮影していましたが、本当にそれまで何も知りませんでした。」
「彼らが映画『ドクター・ストレンジ:MoM』を口頭で私に売り込んだ瞬間から、私はドラマ『ワンダヴィジョン』に与える影響をできる限り少なくしようとしました。」
オルセンは『ワンダヴィジョン』の本編がほとんどすでに撮影されていた状況でドクター・ストレンジの続編との関係性を聞かされたようです。
オルセンが語る「ドクター・ストレンジでの自分の役割」とは一体何なのか?
ここについてははっきりと語ることはありませんでしたが、ドラマ『ワンダヴィジョン』最終話のポストクレジットシーンからいくつか”気になるキーワード“が見つかったので少し考えてみようと思います。
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■『ワンダヴィジョン』最終話から紐解く今後の展開…
2022年に公開されるドクター・ストレンジの続編に舞い降りる(かもしれない)ワンダがどのような活躍を見せるかはまだ謎ですが、ドラマ『ワンダヴィジョン』の結末は彼女を困難な道に導き、ついにスカーレット・ウィッチへと進化させました。
ドラマの中でアガサ・ハークネスは、“禁書ダークホールド”にはスカーレット・ウィッチについて記述があり、その力はソーサラー・スプリーム(至高の魔術師)をも超えると発言しています。
またドラマ最終話のポストクレジットシーンでは山奥の小屋でドクター・ストレンジのようにアストラル体としてのワンダ(スカーレット・ウィッチ)がダークホールドを解読しているシーンが映ります。
映画『ドクター・ストレンジ:MoM』の時系列はドラマ『ワンダヴィジョン』直後であるとマーベルスタジオ社長のケヴィン・ファイギは言っていますから、このポストクレジットシーンがドクター・ストレンジ続編への”重要な鍵”を握っているのかもしれません。
このシーンに登場している重要なキーワードとしては、
・「ワンダのいる場所の謎」
・「ダークホールドは現在ワンダ保有」
・「ワンダはアストラル体(のような姿)になることができる」
・「最後に聞こえるビリーとトミーの声」
が挙げられます。
ワンダのいる場所は山岳地帯のようであり、この場所によく似た場所が原作には登場します。
それは原作コミックスでワンダがクトーンという悪魔の祝福を得た”ワンダゴア山”です。
※詳しくはこちらで解説
原作では悪魔クトーンはダークホールドを作った人物であり、ワンダゴア山に封印されていました。
このポストクレジットシーンでは、何らかの方法でクトーンについての情報を知ったワンダが”ワンダゴア山”を訪れダークホールドを使ってクトーンを呼び覚まそうとしているのかもしれません。
※クトーンについて詳しくはこちら
またこのシーンでダークホールドを読んでいるワンダはアストラル体のようなエネルギー体で本体のワンダは優雅にお茶の準備をしています。
もしかすると、ドクター・ストレンジたち魔術師の術と思われていたアストラル体の起源にはスカーレット・ウィッチが関係しているのかもしれません(スカーレット・ウィッチが元祖だったりして)。
また、このシーンの最後にはヘックスとともに消えてしまったワンダの双子の子供“ビリーとトミーの声“が聞こえます。
ワンダに助けを求めるようなこの双子の声はワンダの思いから生まれた空想の声なのでしょうか?
あるいは、原作同様に双子の魂はどこかに転生し生きているのかもしれませんし、ワンダがダークホールドから得た知識で今度は本当に”現実の人間”として双子を蘇らせようとしているのかもしれません。
※原作の双子のストーリーはこちら
このシーンで巻かれた伏線は映画『ドクター・ストレンジ:MoM』で回収されることを期待したいですね。
映画『ドクター・ストレンジ:イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』は現在順調に撮影中であり、2022年3月25日に劇場で公開される予定です。
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