庵野監督の「シン・ウルトラマン」のデザイン写真がついに公開!
映画『シン・ゴジラ』に続く庵野秀明監督が企画・脚本を務める『シン・ウルトラマン』のデザインがついに公開された!
そのビジュアルがこれ!!!
いや〜!さすが庵野監督です!
ただデザインを発表するのでなくこの「写真のシチュエーション」!
画像を眺めているだけでジワジワとくる違和感や異質感……日常に溶け込んでいるようで全く溶け込んでいないウルトラマン……..
「正義のヒーロー」のはずなのに何か恐ろしさを感じてしまうこの画像が意図するものはなんなのでしょうね?
どんな映画になるのか?いろいろと個人的に気になったところをまとめていこうと思います。
デザインの元ネタは「真実と正義と美の化身」
今回公開されたこのウルトラマンのデザインの元ネタは「ウルトラQ」や「ウルトラマン」「ウルトラセブン」などでキャラクターや美術デザインを担当した成田 亨(なりた とおる)氏が1983年に描いた『真実と正義と美の化身』。
庵野氏自身も初めてこの『真実と正義と美の化身』の絵を見たとき
「この美しさをなんとか映像にできないか」
という思いが生まれ、そこから今作のデザインのコンセプトが誕生したそうだ。
庵野監督はとにかく成田亨氏のデザインするウルトラマンを忠実に再現したようだ。
その結果……
- 成田氏が監修した、佐々木明氏制作によるマスク。
- 成田氏が望んだ、古谷敏氏の体型データをベースとした体躯。
- 成田氏が望まなかった、眼の部分に覗き穴を入れない。
- 成田氏が望まなかった、スーツ着脱用ファスナーに伴う背鰭を付けない。
- そして、成田氏が望まなかった、カラータイマーを付けない。
というコンセプトのもとデザインを決めていったのだという。
庵野監督と成田氏が望む「ウルトラマンの美しさ」を追求したデザインが今回の『シン・ウルトラマン』のデザインである。
カラータイマーがないというのはかなり斬新だが、ウルトラマンの特徴である「3分間しか活動できない」という最もポピュラーな設定はどうなるのであろうか?
やはり長編映画において活動時間が3分しかないというのは、物語やアクションシーンを描きにくいためカットされる設定になるのでしょうかね?
顔のデザインも初期の「Aタイプ」を連想させる顔立ちとなっており、最近のカッコいいデザインのウルトラマンというより宇宙人感がより極まった顔立ちとなっています。
ツイッターでの皆さんの反応は……
初代を彷彿とさせる懐かしいという意見の他にもやっぱり「怖い」という意見も多いみたいですね(他にもネタ化されているものもありますw)。
とにかく、いろんな意味で我々に「ファースト・インパクト」を与えたことは間違いなさそうです!
次なる続報!庵野監督の「セカンド・インパクト」を楽しみにしたいと思います。
『シン・ウルトラマン』のキャストや監督
企画・脚本・監督
映画『シン・ゴジラ』での企画・脚本「庵野秀明(あんのひであき)」、監督「樋口真嗣(ひぐちしんじ)」の最強タッグが今回の『シン・ウルトラマン』でも同ポジションを務めることになる。
キャスト
主演に「斉藤工(さいとうたくみ)」、ヒロインに「長澤まさみ(ながさわまさみ)」が抜擢されている。
また「MOZU」シリーズで主演を務めた「西島秀俊(にしじまひでとし)」もメインキャストとして名があがっている。
その他のキャストとして有岡大貴(ありおかだいき:Hey! Say! JUMP)、早見あかり(はやみあかり)、田中哲司(たなかてつし)、山本耕史(やまもとこうじ)、岩松了(いわまつりょう)、長塚圭史(ながつかけいし)、嶋田久作(しまだきゅうさく)、益岡徹(ますおかとおる)、山崎一(やまざきはじめ)、和田聰宏(わだそうこう)の出演が決定しているようだ。
『シン・ウルトラマン』のストーリー
やはり一番気になるのは「ストーリー」であろう。
主役を務める斉藤工さんは、インタビューでこのようにコメントを残している。
ウルトラマンになる男に選ばれた時は「まさか自分が本当に変身する」という人生とは思っていなかったので夢の様でした。物語の内容はまだお話しできませんが、「だから僕がやるんだ」という理由がそこに書かれていた気がしたという不思議な体験をしました。
この言葉からおそらくすでに完成した脚本に主演の斎藤工さんは目を通していることが考えられる。
そこで気になるポイントが…
「ウルトラマンになる男」
「まさか自分が本当に変身するとは…」
と語っている本人の言葉だ。
今回発表されたメインビジュアルを見るとウルトラマンが地球を侵略しに来た異星人のような風にも見えるが、やはり今作でも人間が変身するという設定は間違い無いようである。
ちなみに、【昭和第1期のウルトラシリーズ】は『ウルトラQ』に始まり次作として『ウルトラマン』が放送された。
その初代「ウルトラマン」のストーリーは、
超常現象の解決にあたる「科学特捜隊のハヤタ隊員」がある日突然出現した「青い球体」と「赤い球体」を小型ビートルで追跡。
しかし追跡中に赤い球体と衝突しハヤタ隊員は死亡してしまう。
赤い球体の正体はM78星雲からやって来た「ウルトラマン」という宇宙人で逃亡中の宇宙怪獣ベムラー(青い球体)を追って地球までやって来ていた。
そして、自分と衝突し死亡したハヤタ隊員を救うため自分の命を分け与えて地球の平和を守るために戦うことを決意する。
といったストーリーになっている。
この初代のストーリーがベースとなるのか、はたまた全く違うストーリーを展開してくるのかはわからないが、庵野企画・樋口監督の『シン・ゴジラ』が往年の子供向け映画の設定から一転した「政治色の強い群像劇」となったことから、『シン・ウルトラマン』も大人こそが楽しめる映画となる可能性が高い。
『シン・ウルトラマン』に敵(怪獣)は登場するのか?
もう一つ気になるポイントが「敵キャラクター(宇宙怪獣)」が登場するのか?というところだ。
ウルトラマンといえば、毎話ユニークな怪獣が登場することで人気を博していた作品だ。
ウルトラマン以上に怪獣も人気が高く多くのキャラクターが商品化された。
特に印象が深い怪獣が「バルタン星人」や「レッドキング」「ピグモン」「ゴモラ」や「ダダ」「メフィラス星人」「宇宙恐竜ゼットン」などが挙げられる。
ちなみに「バルタン星人」は初代ウルトラマン全39話の中に3回も登場した人気怪獣である。
『シン・ウルトラマン』の劇中にも敵怪獣が登場するとしたらこうした、過去に登場した怪獣を採用するのか?全く別の怪獣を採用するのか?
今のところは情報も少なく予測がつかない。
しかし、現時点で最も怪しい怪獣がネットで話題になっている。
それが…..
『邪神魔獣グリムド』
これは円谷プロが2019年8月に『シン・ウルトラマン』を商標登録する際に一緒に登録された謎のキャラクターだ。
このキャラクターが『シン・ウルトラマン』に登場するとは限らないが、何かしら関係のあるキャラクターなのかもしれない。
個人的には「邪神怪獣」なんてネーミング「庵野監督っぽくない」ので、『シン・ウルトラマン』とは関係のないその他のウルトラ作品(ウルトラマンタイガなど)に登場する敵怪獣か何かだと思う。
しかし、ウルトラマンが地球に来る理由があると思うのでやはり「敵」という存在が何かしら登場する可能性は高いと思う。
まとめ
ついにベールを脱いだ『シン・ウルトラマン』
『シン・ゴジラ』のようにテーマ性の強い作品になることは間違いないであろう。
さらなる続報を期待したい。
『シン・ウルトラマン』作品概要
- 企画・脚本:庵野秀明
- 監督:樋口真嗣
- 出演:斎藤工 長澤まさみ 有岡大貴 早見あかり 田中哲司 / 西島秀俊 山本耕史 岩松 了 長塚圭史 嶋田久作 益岡 徹 山崎 一 和田聰宏
- 音楽:鷺巣詩郎
- 製作:円谷プロダクション 東宝 カラー
- 製作プロダクション:東宝映画 シネバザール
- 配給:東宝
- 公開:2021年
(C)2021『シン・ウルトラマン』製作委員会
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