■コミックス版アイアンマン マーク13の原作解説
こんにちはMCU FAN LIFEのTKです!
コミックス版アイアンマンスーツ総まとめ企画第13弾。紹介するのは「アイアンマン スーツ マーク13」。
いよいよ映画版にも登場したあの有名な対ハルク用アーマーが登場しますよ!
1.アイアンマン マーク13
2.アイアンマンマーク13の初登場コミック
IRON MAN#300(1994年1月) アイアンマン第300号
3.アイアンマンマーク13の別名とは?
「モジュラー・アーマー」
4.アイアンマンマーク13:モジュラーアーマーの特徴
コミックスでの正式名称は「モジュラー アーマー」
このマーク13アーマーは「アイアンマン第300号」を記念して登場した機体で非常にシンプルなアーマースーツです。
マーク13は本体を素体として各所にアタッチメントがついており、さまざまな「換装パーツ」や「兵器」を装着し複数のバリエーションを展開できるというまさにアイアンマン界の「ストライクガンダム」のようなアーマーなのです。
(※ストライクガンダムは『機動戦士ガンダムSEED』に登場する、モビルスーツ (MS) で独自の装備換装機構「ストライカーパックシステム」を有し各戦況に適したバックパックやそのほかの装備を適宜換装し1機で各々の専用機と同等かそれ以上の性能を展開できる機体。)
日本では当時発売されていた格闘ゲーム「マーベル スーパーヒーローズ」や「マーベル VS カプコン」に登場するアイアンマンこそがこのマーク13(モジュラーアーマー)を参考にデザインされたものでした。
5.アイアンマンマーク13:モジュラーアーマー能力/機能/武器
モジュラーアーマー自体の装備は非常にシンプルでメイン武器にはおなじみの「リパルサー・レイ」と「ユニ・ビーム」を搭載しています。
また防御機構として「リファラクティブ(屈折)・コーティング」によりエネルギー攻撃に耐性を持っています。
先にも述べましたが大きな特徴として多彩な換装ユニットや兵器があります。
有名なものとしては「対ハルク用装甲(ハルクバスター)ユニット」や「プロトンキャノン風ランチャー」(この2つは下記で詳しく説明します)。
そのほかにも「アダマンチウム製のスキャンアナライザー」「磁気レールガンランチャー」「EMフィールドジェネレーター」「重力場ジェネレーター」「顕微手術装置」「大気圏突入モジュール」など戦闘用だけでなく様々なアタッチメントがあったようです。
6.換装パーツその1:ハルクバスター・アーマー『対ハルク用装甲』
マーク13の換装システムの中で特に代表的なものが「ハルクバスターアーマー」です。
マーク13を本体としてアタッチメントに換装パーツを装着することによりハルクバスターとなります。
ちなみにハルクバスターの初登場は「アイアンマン第304号」です。
ハルクバスターが登場する経緯としては、スタークの会社(スターク・エンタープライズ)が新たに買収した「ストーン社」が過去に起こした汚職事件が世間に明るみとなり、そのせいでスタークの会社が罪をかぶってしまうという話から始まります。
その過程で様々なヒーローやヴィラン達がスタークを成敗にやってくるのですが、その最終局面でハルクがスタークの元にやってきます。
買収したストーン社の汚職事件の一つに「ストーン社の工場で“ガンマ爆弾”が製造されている」というものがあり、ガンマ線に精通している“ハルク”が事件の真相究明とスタークへのお仕置きのためにその工場にやってくるという話の展開になります。
ガンマ線が絡んでいるから間違いなくハルクさんがやってくるだろうと予測していたトニー・スタークは「対ハルク用に巨大な換装アーマー」を開発します。
ちなみにこの時点では対ハルク用のアーマーという文言は出ているのですがまだ「ハルクバスター」という名称はついていません(ハルクバスターという言葉はのちにつけられた名称なのです)。
ハルク用の換装パーツを準備してハルクを待ち受けるトニーことアイアンマン。
そこに道場破りのように登場するハルク!!
そしてハルクバスターが姿を現します!
その後、ハルクバスターとハルクの壮絶な殴り合いが開催されます。
しかしこの時のハルクは「ブルースの知能」と「ハルクの強靭な身体」が共存している「融合ハルク(映画版のスマートハルクのような状態)」と呼ばれる状態であり非常に理解力があります。
ハルクはもともと戦いにきたのではなく話し合いをしようとやってきていたのです。
結局は途中で戦いをやめて話し合いの末、ハルクはスタークがストーン社の罪を被っていることを理解し休戦。のちに一緒にガンマ爆弾工場を解体します。
ちなみにこの「マーク13換装型のハルクバスター」がコミックスに登場するのはこの回が最初で最後です。
次にハルクバスターらしきアーマーが登場するのは22年後の2006年のアイアンマン誌でしかもこの時はハルクとは戦いません。
次にハルクとハルクバスターが戦うのはその1年後の2007年の「ワールド ウォー ハルクの第1巻」で実に23年ぶりにハルクと戦うのです(この戦いは「アイアンマン マーク36」の紹介回で詳しく説明しますのでお楽しみに!)。
ハルクバスターは意外とコミックではマイナーなアーマーだったんですよね。
7.換装パーツその2:プロトンキャノン
1995年にカプコンより発売された「マーベル・スーパーヒーローズ」。
このゲームに登場したアイアンマンの超必殺技がみなさんご存知の「プロトンキャノン」です。
ちなみにこのゲームのアイアンマンは当時コミックスで最新アーマーであったマーク13(モジュラーアーマー)が採用されています。
このド派手な武器の元となったであろう兵器!
ちゃんと原作にも登場します。
原作コミックスではレーザー兵器ではなく「強力な酸」を発射する兵器なのですが、まさに見た目は「プロトンキャノン」ですw
※原作では一言も「プロトンキャノン」という言葉は出てきていないので、おそらくカプコンさんが考えたオリジナルのネーミングじゃないかと思います(間違っていたらすいません)。
原作では上記の画像のように宇宙ステーションのなかで機械生命体たちと戦う際に使用されました。
この回ではモジュラーアーマーの性能を幾分に発揮してゴリゴリに兵器で換装されたアイアンマンが登場します(ステーション内の兵器や機材を利用して即席の換装アーマーやプロトンキャノン風武器を作っています)。
8.換装パーツその3:大気圏突入ユニット
ちなみにこの回の話では「大気圏突入用の換装ユニット」も登場します。
本当に多彩な顔を見せるマーク13は今でも人気のあるアーマースーツです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
次は「アイアンマン マーク14」です。どうぞお楽しみに!
【コミックス版アイアンマン全スーツ一覧は下のリンクから↓】
全アイアンマンスーツのまとめ記事はこちらをどうぞ「アイアンマン 全スーツまとめ(コミックス版)【画像付き徹底解説】」
※マーベルキャラクターについてもっと知りたい方はこちらのキャラクター図鑑もどうぞ
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