アイアンマンスーツ総まとめ企画の「第1弾」。
紹介するのは、もちろんコミックス初登場の「アイアンマン スーツ マーク1」です。
映画とどのような違いがあるのか早速見て聞きたいと思います。
1:初登場
アイアンマンマーク1の初登場は1963年3月に発刊された『Tales of Suspense#39:テイルズ・オブ・サスペンス第39号』です。
マーク1の別名は「グレーアーマー」「オリジナルアーマー」「マーク1アーマー」「ゴールデンアーマー」などと呼ばれています。
2:製作秘話
コミックスでの正式名称は「アイアンマン アーマー モデル1」
このスーツはトニー・スタークがアフガニスタンのウォン・チュー率いるテロリスト軍団に拉致されている際にホー・インセンの助けを借りて開発したアイアンマンの記念すべき最初のアーマーです。
テロリストに拉致される直前にスタークは地雷の爆発によって負傷し破片が胸部に刺さり瀕死の重傷を負っていました。
そのため、このマーク1スーツは重症を負ったスタークの心臓を鼓動させるペースメーカーとしても働く役割があります。
映画版の『アイアンマン』ではコミックス版とは若干設定が変わり心臓のペースメーカーではなく小型化に成功した「アーク・リアクター」という発電装置が心臓に向かう破片を電磁石で引き止めているという設定に変わっています。
なので映画版はスーツを着ていなくてもアークリアクターを身につけていれば大丈夫でした。
ですがコミックス版ではスーツを作った時点ではこのスーツを脱いでしまえば心臓の鼓動は止まってしまう設定でした(テロリストから解放され帰国した後は心臓の手術をしてスーツなしでも大丈夫な体になります)。
映画同様にトニーはこのアーマーを利用しテロリストへ報復を行いますが、インセンはトニーを助けるために犠牲になってしまいます。
最終的にこのモデル1アーマーは当時の恋人マリオンに助言され金色に塗り替えた「アイアンマン アーマー モデル1 マークⅢ」というゴールドバージョンへとマイナーチェンジされます。
この理由は初期のグレーのアーマーはヒーローとしては地味すぎるデザインであるためイマイチ一般市民に受け入れられなかったためです。
最終的にトニーはこのゴールドアーマー(モデル1マークⅢ)で戦い続けますがミスター・ドールというヴィランの手に敗れさらなるアップグレードをすることになります。
3:装備・武器
マーク1スーツは初めは鉄屑の寄せ集めで作られていましたが、幾度となく改良を重ね最終的にはトニーの技術力の結集されたスーツとなりました。
アーマースーツの外装はテトラフルオレテンプラスチックでコーティングされた鉄製の繊維でできており3D機械式織機という最先端っぽい機械を使用して編まれています。
たくさんの小型モーターを内蔵しておりガントレットのみで1ダースのモーターが内蔵されています(すごいのかすごくないのかわからん..)
アーマースーツの回路はユーザーの脳波を検知して人体のすべての動作を認識し稼動します。
しかし、初期のアーマーではシステムは完璧ではなくトニーが動作に慣れるのに時間がかかりました。
アイアンマン マーク1のスーツの原動力は胸プレートに組み込まれたミニチュアバッテリーで駆動されています。
胸プレートを電源に接続することで、バッテリーを充電することが可能となっていますが、一度の充電で動ける時間は限られておりフルパワーまで充電するには時間がかかるというデメリットもあります。
装着は「洋服のように自ら着る」というなんとも斬新なスタイル!!
初期のアーマーは映画のようにかっこよく自動で装着などされませんでした(映画版でもマーク1に関してはインセンに手伝ってもらいながら着ていましたけども)。
移動に関しては飛行機能のための「ジェットブーツ」や「高速移動ジェット駆動ローラースケート」などの機能ものちに追加されています。
また武器としては「小型火炎放射器」「催涙ガス爆弾」「小型丸のこぎり」「自らのアーマーに電気を流し相手を触って感電させる機能」などがあります。
胸部の中央にある円形の装置からは強力な「陽子ビーム(モノ・ビーム)」を放ちますが数ヤードほどの距離にしか届きません(のちにこれが発展して「ユニ・ビーム発生装置」となる)
その他にも「内臓ラウンドスピーカー」と「録音装置」などの機能も搭載しています。
いろいろと突っ込みどころ満載の初期アーマースーツですが、そこが逆に愛嬌のあるスーツです。
次回はアイアンマン マーク2を解説します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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MCU FAN LIFEを運営しているTKです。毎日Twitterではアメコミ映画の小ネタや最新情報をつぶやいています。
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