警告:この記事には映画『エターナルズ』のネタバレが含まれますのでご注意ください。
2021年に入りマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェイズ4が本格的に始動しました。
すでに新たなドラマが3本、アニメ作品が1本がDisney+で配信され、新作映画が3本公開されています。
新たな広がりを見せるMCUフェーズ4の世界ですが、「全ての作品に対して一貫して一つの疑問」が降り注ぎます。
それは映画 『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』中に起きたサノス指パッチン(またはスナップ/デシメーション)が新キャラクターや既存のキャラクター問わず、すべてキャラクターにおいて影響を受けたか否かということです。
それは今回公開された映画『エターナルズ』においても同様であり、今作で登場した新たな10名のエターナルズにも当てはまります。
今回、その疑問10名のエターナルズのメンバーがサノスの指パッチンの影響を受けていたのかについて監督のクロエ・ジャオが語りました。
■クロエ・ジャオ監督がエターナルズへの指パッチンの影響を語る
映画『エターナルズ』の監督であるクロエ・ジャオ氏はCinemaBlendとのインタビューで映画『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』中のエターナルズの運命について話しました。
エターナルズのメンバーがサノスの指パッチンによって消されたかどうか尋ねられたとき、監督は映画内のネタバレになる深刻な理由のために指パッチンの影響を受けなかったことを認めました。
監督は次のように語っています。
大きな声では言えませんが、考えてみてください…
セレスティアルズが彼らに言ったことを考えてみてください。
セレスティアルズが彼らに言ったことを考えてみると、技術的にエターナルズは指パッチンの影響を受けることはありません。
THE DIRECT記事より
ここからは映画のネタバレになりますが、劇中ではエターナルズの起源についてセレスティアルズのアリシェムがセルシに語るシーンがあります。
その中でエターナルズは「セレスティアルズが作り出した人工生命体である」という事実が判明します。
※関連記事:エターナルズの起源に関する詳しいネタバレ内容はこちらで説明しています。
つまり監督が言うにはエターナルズは作られた存在で生物というよりかはどちらかというとロボットやアンドロイドに近い存在であり生き物の半数を消し去ったサノスの指パッチンの影響は受けなかったということです。
しかし、それぞれのエターナルズのメンバーの周りの人間には指パッチンの影響は及んでいる可能性があり、その時にエターナルズが何も対処しなかったのはやはりエリシェムから命じられた「デヴィアンツが関与すること以外には手出ししてはならない」という盟約があるからであるのかもしれません。
■エターナルズの周りの人々への指パッチンの影響は?
映画を見る限り、例えばファストスなどは愛する息子とパートナーがいます。
この二人が指パッチンで消されたとすれば何かしらの行動を起こしてもおかしくないように思います。
このことからもしかしたら、ファストスの息子やパートナーは指パッチンの影響を受けなかったのかもしれません。
他にもより人間社会に溶け込んでいたキンゴやセルシ、スプライトなどが指パッチンの影響後に何を思い身を潜めていたのかが気になります(デイン・ウィットマンやキンゴの付き人カルーンが指パッチンの影響を受けていたかも気になります)。
イカリスやエイジャックはセレスティアルズの本当の目的を知っていたため、あえて何も手出ししなかった可能性がありますが、ティアマットの復活という点に関しては人口の半減は大きなダメージなので2人がどのように解釈していたのか疑問です。
ギルガメッシュとセナは人間からかけ離れた秘境で暮らしているので干渉しなかった可能性があります。
ドルイグはあれだけ多くの人々と陣営を組んで暮らしていたのでドルイグ陣営の複数名は指パッチンの影響を受けている可能性があります。
マッカリに関しては宇宙船ドモの中で暮らしていたため外界にはそれほど関与していなかった可能性があります。
映画『エターナルズ』の劇中ではサノスの指パッチン中のエターナルズやその周りの人々の状況については語られていませんでしたが、今回の監督の発言により少なくともエターナルズのメンバーは指パッチンの影響を受けていなかったことがわかりました。
また、今回の情報はあくまで監督の考えであり、マーベルスタジオ社長のケヴィン・ファイギやスタジオ自体の解釈は違うかもしれません(以前、エンドゲームに登場した老キャップの解釈に対してスタジオと脚本家で意見が分かれた例もあります)。
映画『エターナルズ』は全国劇場で公開中です。
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