単独映画『ブラックウィドウ』予告編公開/考察&キャラクター紹介
12月3日についに予告編が解禁された映画『ブラックウィドウ』!
「マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU):フェイズ4」の開始を告げる重要な作品になるこの映画….
映画の時系列としては前々から噂されていた『キャプテン・アメリカ シビルウォー』直後〜『アベンジャーズ インフィニティ ウォー』の間のストーリーと思われます。
しかし、MCUの予告編って毎回編集が最高すぎますよね!!
今回もマーベルスタジオお得意の「フェイクシーン」が含まれているのかどうかわかりませんが、とりあえず全部信じた上で考察していこうと思いますw
ケヴィン・ファイギ社長曰く……
今まで確信に迫ることのなかった「ブラックウィドウ」の過去やオリジンを掘り下げる「国際スパイ・スリラー映画」になるとのこと。
1.冒頭シーンについて…レッド・ルームとは
まず最初は本映画の主人公「ブラックウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)」の回想シーンから始まります。
「なにもなかった私が…..使命や家族をみつけた…..」「でも永遠のものなど存在しない……」
そう語るナターシャ。
ホークアイやニック・フューリーとの回想シーンとともにナターシャがブラックウィドウとして訓練された「レッド・ルーム」と思われる訓練施設の映像が流れる。
このシーンは『アベンジャーズ エイジ オブ ウルトロン』でナターシャがワンダ・マキシモフの精神攻撃を受けた際に、フラッシュバックされたシーンだ。
ブラック・ウィドウとなる前にナターシャがスパイとして訓練や手術(避妊手術?)を受けた施設であろう。
コミックスではナターシャの故郷である旧ソビエト連邦(現在のロシア)にある
通称「レッド・ルーム」
というスパイ養成施設が登場する。
コミックス版のナターシャはここで訓練を受け、強化血清(スーパーソルジャー血清の改良品)を打たれたことにより「老化しにくい身体」となっている。
トリビアとしてコミックスのレッドルームでは「洗脳されたバッキー・バーンズ(Winter Soldier)」が教官を務め、教え子にはナターシャ・ロマノフや今回初登場する「イリーナ・ベロワ」などがいます。
さて、話は予告編に戻ります…
「永遠のものなど存在しない」と語るナターシャ..
噂どおり『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』直後の物語というのであればアベンジャーズが分裂しかつての家族がバラバラになりナターシャの苦しんでいる心情が吐露した言葉だと思われます(恋人のブルースも行方不明中ですし)。
2.タイトルロゴ サンダーボルト・ロスの言葉
ブラックウィドウの特徴的な赤の背景とマークをかたどった「マーベルスタジオ」のロゴ。
このロゴも毎度いろいろなバージョンがあってMCU映画の「小さな楽しみ」ですよね。
「急ぐのか?」
とナターシャに語りかけているのは「サンダーボルト・ロス長官」である。
「なにをする気だ?」とロス長官が語った後にナターシャはこう答える。
「いろいろあったけど…..もう自分の過去から逃げるのはやめたの..」
ロス将軍の後ろのトラックの文字は「スペイン語?」かと思われます(間違っていたらすいません)。
※「ハンガリー語」の間違いでした。
ハンガリーの首都は「ブタペスト」。
MCUで「ブタペスト」といえばナターシャとホークアイ(クリント)が出会ったとされる場所。
ホークアイとの過去のエピソードも明らかになるのでしょうか?
シビルウォーで最初は「ソコヴィア協定:賛成派」としてアイアンマン側についていたナターシャですが、空港での戦いの際に裏切りキャプテン・アメリカとバッキー・バーンズを逃がします。
このことに対してロス将軍はナターシャを国際的に指名手配しブタペストまで追跡しているのでしょうか?
また、ラフト刑務所からキャプテンが仲間たちを脱獄させた”前”なのか”後”なのか?という時系列も気になりますよね(脱獄した後であれば、ロス長官大忙しでしょうからw)。
過去から逃げないというナターシャの言葉通りこの映画では確実に「ナターシャの過去」と「ブラック・ウィドウの起源」が描かれることとなりそうです。
3.イリーナ・ベロアとは
そしてシーンはおそらくロシア…
ナターシャが民家の中に銃を構えて入っていきます。
「あなたがいるのは分かってるわ」
というナターシャの声に対し
「私もあなたがいるのは分かってる」
と誰かが答えます(字幕ではちょっと違いますが..)。
「大人同士の話でもしましょう?」そう言ったナターシャの前に現れた女性が「イリーナ・ベロア」だ!
2人は銃を掴み、格闘戦に突入する。
この戦い、二人の動きが同じように見えます。
原作でのイリーナ・ベロアは「2代目ブラック・ウィドウ」として登場します。
ナターシャがアメリカで過ごす時間が長くなりロシアのスパイとして見なされなくなったためにその後継者として選ばれたのが「イリーナ・ベロア」です。
イリーナもナターシャと同じく「レッド・ルーム」で育てられます。
卒業の儀式として「仕組まれた殺人」を強要されたイリーナは見事に対象を殺害しレッドルームを卒業。
「2代目ブラック・ウィドウ」となります。
イリーナは初代のブラック・ウィドウ以上の存在を目指しており2人はライバル関係としていくつものミッションで協力や対立を繰り返しています。
この予告編ではナターシャがイリーナを「妹」と呼んでいることから、おそらく「レッドルーム」での後輩もしくは過去にスパイとして共に働いていた仲間の一人だと思われます。
原作ではイリーナは最終的に全身に大やけどを負い、その後スーパーアダプトイドと呼ばれるアンドロイドモンスター化された挙句にヒドラに自爆装置を起動され死亡するという壮絶な最後を迎えるのですが…..(その後、例によってアメコミ特有の”やっぱり生きていました“の展開になるのは言うまでもないが..www)
さすがにMCU映画でこの展開はないでしょうが、おそらく『アベンジャーズ エンドゲーム』で死亡したナターシャの後を継ぎ「2代目ブラック・ウィドウ」として活躍するのでしょう。
「ポストクレジットシーン」でアベンジャーズタワーにやってくるイリーナ・ベロアとかが見れたら嬉しいですね(これ予想です)。
3.アクションシーンとタスクマスター
ここから次々と場面展開されます。
- 「平原に立つ新スーツのナターシャ」
- 「バイクで移動するナターシャとイリーナ」
- 「煙突のようなものに飛び移る3人」
- 「ヘリから飛び降りるホワイトスーツのナターシャ」
- 「謎の訓練施設(レッドルームか?)」
- 「弓を構えるタスクマスター」
「やり残した仕事がある。すべてが始まった場所に戻らないと」
そう語るナターシャ。
やはり”レッドルームを運営していた組織との因縁“にケリをつけるために戻ってきたのでしょうか?
エンドゲームで死亡したナターシャはすでにこの問題を解決しており「過去のトラウマ」を払拭して「この世への未練もなくなった」からあのような決断ができたのかもしれませんね。
この予告編では2種類の新しいスーツが登場しています。
おそらく最初に登場したこちら(↓画像)のスーツが物語の最終決戦で身にまとうスーツになるのではないでしょうか?
もう一つの「ホワイトスーツ」はおそらく雪国であるロシアでの野外戦においてステルス性能が良いためにきているのだと思われます。
もしかしたら実は2つとも同じスーツでカメレオン機能で外見が変わるとかいう設定だったりして(それだったら最初から背景と同化したほうがいいか….w)
途中に出てくる黒と赤の部屋が「レッドルーム」の施設の一部の可能性はあり得ますね。
ナターシャの髪の色がまだ金髪になっていないことから、なぜ金髪にしたのかもわかるかもしれません。
イリーナが金髪だからかな?
ちなみに原作では「ナターシャ」と「イリーナ」が入れ替わるというストーリーもありますから、物語の最後で「赤髪のイリーナ」が登場するとかもあり得ますね(これ当たってたら褒めてくださいwww)。
そしてついに動く姿が見れました!!!!
「タスクマスター」
弓矢をいるタスクマスター!!!!
ついに実写化したタスクマスターが見れるなんてアメコミファン!タスクマスターファンとして歓喜ですね!!
原作では「トニー・マスターズ」という名前が本名のタスクマスター。
初登場は「アベンジャーズ誌#195号」です。
彼の能力は..
「写真的反射神経:photographic reflexes」
「対象の動きをまるで鏡に映ったようにコピーする能力」
幼少期に潜在的に眠っていたこの能力を身につけたタスクマスターはこの能力を利用して「キャプテン・アメリカ」や「スパイダーマン」「ホークアイ」「ブラックパンサー」「パニッシャー」「デアデビル」などの動きをコピーしました。
もちろん超人血清などは打っていないため身体能力以上の動きはできませんが、このコピー能力は非常に脅威です。
ちなみに、コピーする能力は「テレビ映像」などから勉強して学びます(意外と努力しないとコピーできないんです)
この能力を利用してタスクマスターは「ヴィラン養成学校」を全米に開校していきます。
ヒーローの戦闘スタイルを学べるとあってこの学校はめちゃくちゃ人気となりましたw。
彼の学校は「レッドスカル」や「ノーマンオズボーン(グルーンゴブリン)」にも支持され資金援助やヴィランの教育依頼を受けていました。
彼は数多くの戦闘技術を再現できるため、たくさんの武器を携帯しています。
最も一般的に使うのは「剣」と「キャプテンアメリカの盾のレプリカ」
他にも「弓と矢筒」「クラブ」「投げ縄」「ヌンチャク」「槍」などさまざまな武器や銃器を持っています。
予告編では「ホークアイ/クリント・バートン」のように弓を使用していました。
左利きであるホークアイと対象的に右手で弓をいっていたタスクマスター
鏡写しのようにすでに「ホークアイの能力」をコピーしているのかもしれません。
外見はコミックスではドクロの仮面をかぶっているのですが、MCU版は口元こそドクロっぽいですが若干現実味のあるデザインになっているようですね。
映画でのタスクマスターの正体!!そして活躍が楽しみですね!!
レッドルームのエージェントなのか?
もしくはサンダーボルト・ロス長官が送り込んだ刺客なのか?
ナターシャのいう「地獄の再会」とは一体….
4.レッドガーディアンとナターシャの家族
そしてこちらもついに登場した
「レッドガーディアン/アレクセイ・ショタコフ」
予告編だけでわかる「良キャラ感」w
予告編を見る限りではかつて活躍していたレッドガーディアンは今は引退しいてて、今回ナターシャたちとのミッションのために再びコスチュームを着るといった流れのようですね。
「まだ着れるぞ!」「太ったわね….」
の流れが笑えますw
「家族の再開だな」
とレッドガーディアンが言っていることから、以前ナターシャがロシアにいた頃は同じチーム(家族)として活動していたことがわかります。
おそらくアレクセイが「父」、メレーナが「母」、ナターシャに「妹のイリーナ」と言った関係でしょうか?
原作での「レッド・ガーディアン」は旧ソ連版のキャプテン・アメリカという存在です。
レッドガーディアンになる前のアレクセイは旧ソ連のテストパイロットとして国に使え危険な任務に参加し国のヒーローとなった。
のちに国の命令でナターシャ・ロマノフと結婚もしています。
しかし、KGBというロシアの諜報機関でレッド・ガーディアンとなるべく訓練を受けたのち、KGBはロケット実験の事故でアレクセイの死を偽装し、ナターシャはその生存を知らないまま引き離されました。
能力は「KGBで訓練された戦闘スキル」に加えキャプテン・アメリカ同様に「磁力で元に戻る円盤型のシールド」や「スチール製のシールド」を使っています。
原作ではのちに再びナターシャの前に現れるが「中国のリン大佐」との戦いの際にナターシャをかばって死亡する。
しかし!「ライフモデルデコイ」と呼ばれるアンドロイドとして復活し、さらには「ウィドーメイカー」というコミックスでは「ローニン」としても登場します(ホークアイのローニンとは別物です)。
映画『ブラック・ウィドウ』の結末で彼がどうなるのか?コミックス同様に死亡してしまうのか?できれば今後も登場して欲しいくらい愛すべきキャラクターになりそうな予感がします。
5.ラストのアクションシーン
そして予告編では「怒涛のアクションシーンの連続」!!
今回の映画もやっぱりMCUとあって莫大な制作費でかっこいいアクションシーン満載であること間違いなしですね!
黒スーツの男(タスクマスターか?)と戦うレッド・ガーディアンことアレクセイ・ショタコフ!
ヘリから何かを狙い攻撃を仕掛けるイリーナ
そして崩壊する建物?の中を空からスパイダーマンのように飛び降りていくナターシャ
ナターシャを狙う謎の仮面集団(タスクマスターの部隊でしょうか?)。
そしてタイトルロゴへと移ります。
このタイトルロゴへの移行シーンはかっこいいですよね!
6.まとめ
まだまだ、予告編だけでは物語の真相は全くわかりませんが面白い映画になることは間違いないと感じた予告編でした!
これから続報にも期待しつつ2月か3月くらいに来るであろう第2弾予告編や4月以降の米TVCMなどからも色々と考察していきたいと思います。
映画公開までには「タスクマスター」「イリーナ・ベロア」「レッド・ガーディアン」の原作紹介記事も書いていこうと思います。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
おすすめ記事です↓
※マーベルキャラクターについてもっと知りたい方はこちらのキャラクター図鑑もどうぞ
MCU FAN LIFEを運営しているTKです。毎日Twitterではアメコミ映画の小ネタや最新情報をつぶやいています。
コメント